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09月05日-議案上程・説明-01号

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  1. 大月市議会 2011-09-05
    09月05日-議案上程・説明-01号


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    最終取得日: 2021-09-19
    平成23年  9月定例会(第4回)1 平成23年9月5日(月曜日) 14時30分1 大月市役所議場1 出席議員 15名     1番 藤本  実        2番 小林 信保     3番 鈴木 章司        4番 山田 政文     5番 卯月 政人        6番 山田 善一     7番 小原 丈司        8番 西室  衛     9番 小泉二三雄        10番 古見 金弥     11番 後藤 慶家        12番 奥脇 一夫     13番 相馬 保政        14番 大石 源廣     15番 天野 祐治1 欠席議員 なし1 出席説明員  市     長  石井由己雄     監 査 委 員  志村  淳  教  育  長  天野 由郎     総 務 部 長  後藤 正巳  市 民 部 長  平山 正幸     福 祉 保健部長  佐藤 勝男  産 業 建設部長  佐藤 次男     教 育 次 長  坂本 一男  中央病院事務長  白川 昌己     消  防  長  加藤 光三  秘 書 広報課長  橋本 藤視     総 務 管理課長  石井 始天  企 画 財政課長  石井 康雄     税 務 課 長  白鳥 公勇  市 民 課 長  梶原 春生     生 活 環境課長  鈴木 要一  福 祉 課 長  小林富士夫     介 護 課 長  三木  裕  保 健 課 長  稲本 美一     産 業 観光課長  山田  正  建 設 課 長  伊奈  達     地 域 整備課長  鈴木 有一  会 計 管 理 者  小林 道子     学 校 教育課長  山崎 浩司  社 会 教育課長  杉本 正文     大 月 短期大学  兼子 幸典  消 防 署 長  坂本 武彦     事 務 局 長1 出席事務局職員  事 務 局 長  小林 和人  書 記 (次長)  藤本 直樹     書 記 (主査)  石井 純子1 議事日程(第1号) 平成23年9月5日(月曜日) 14時30分開議 日程第 1 会議録署名議員の指名 日程第 2 会期の決定 日程第 3 諸般の報告 日程第 4 議案第40号 大月市印鑑条例中改正の件 日程第 5 議案第41号 大月市税条例中改正の件 日程第 6 議案第42号 大月市ホームヘルパー派遣及び訪問入浴サービス手数料条例廃止の件 日程第 7 議案第43号 大月市立中央病院看護学生等に対する修学資金貸与条例中改正の件 日程第 8 議案第44号 平成23年度大月市一般会計補正予算(第2号) 日程第 9 議案第45号 平成23年度大月市下水道特別会計補正予算(第1号) 日程第 10 議案第46号 平成23年度大月市介護保険特別会計補正予算(第1号) 日程第 11 議案第47号 平成23年度大月市病院事業会計補正予算(第1号) 日程第 12 議案第48号 訴えの提起の件 日程第 13 認定第1号 平成22年度大月市一般会計歳入歳出決算認定の件 日程第 14 認定第2号 平成22年度大月市大月短期大学特別会計歳入歳出決算認定の件 日程第 15 認定第3号 平成22年度大月市国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定の件 日程第 16 認定第4号 平成22年度大月市簡易水道特別会計歳入歳出決算認定の件 日程第 17 認定第5号 平成22年度大月市老人保健特別会計歳入歳出決算認定の件 日程第 18 認定第6号 平成22年度大月市下水道特別会計歳入歳出決算認定の件 日程第 19 認定第7号 平成22年度大月市介護保険特別会計歳入歳出決算認定の件 日程第 20 認定第8号 平成22年度大月市介護サービス特別会計歳入歳出決算認定の件 日程第 21 認定第9号 平成22年度大月市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定の件 日程第 22 認定第10号 平成22年度大月市病院事業会計決算認定の件 日程第 23 請願第3号 浜岡原子力発電所は廃炉にすることの意見書を求める請願 日程第 24 請願第4号 国保の国庫補助負担金増額を求めるとの意見書を求める請願 日程第 25 請願第5号 山梨県乳幼児医療費助成制度の拡充を求めることの意見書を求める請願 日程第 26 請願第6号 30人以下学級実現、義務教育費国庫負担制度拡充を図るための請願書 △開会14時30分 ○議長(古見金弥君) ただいまから、平成23年第4回大月市議会定例会を開会いたします。 △市長のあいさつ ○議長(古見金弥君) 開会に当たり、石井市長から招集のごあいさつがあります。          (市長 石井由己雄君登壇) ◎市長(石井由己雄君) 本日、平成23年第4回大月市議会定例会を招集いたしましたところ、議員各位には何かとお忙しい中をご参集くださいまして、厚く御礼を申し上げます。 提出いたします案件は、後ほどご説明申し上げますので、よろしくご審議の上、ご議決くださいますようお願いを申し上げ、招集のあいさつといたします。 △開議 ○議長(古見金弥君) これより本日の会議を開きます。 △議事日程の報告 ○議長(古見金弥君) お手元に配付してあります本日の議事日程を職員に朗読いたさせます。          (議会事務局次長 藤本直樹君朗読) ○議長(古見金弥君) それでは、日程に従い進行いたします。 △会議録署名議員の指名 ○議長(古見金弥君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 3番 鈴木章司君、15番 天野祐治君を指名いたします。 △会期の決定 ○議長(古見金弥君) 日程第2、会期の決定を議題といたします。 議会運営委員長の発言を求めます。          (議会運営委員長 奥脇一夫君登壇) ◆議会運営委員長(奥脇一夫君) 議会運営委員会から報告をいたします。 去る9月1日に委員会を開催し、今定例会の会期につきましては、本日から9月30日までの26日間とすることにいたしましたので、議員各位のご賛同をよろしくお願いをいたしまして、報告といたします。 ○議長(古見金弥君) お諮りいたします。 今定例会の会期は、ただいま議会運営委員長の発言のとおり、本日から9月30日までの26日間とすることにご異議ありませんか。          (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(古見金弥君) 異議なしと認めます。 よって、今定例会の会期は本日から9月30日までの26日間と決定をいたしました。 △諸般の報告 ○議長(古見金弥君) 日程第3、諸般の報告をいたします。 石井市長から、平成22年度大月市病院事業会計予算繰越計算書及び平成22年度決算に基づく健全化判断比率及び資金不足比率の報告並びに教育委員長から、教育に関する事務の管理及び執行状況の点検及び評価の結果に関する報告がありました。 また、監査委員から、平成22年度平成23年4月、5月末及び平成23年度4月、5月、6月末現在一般会計及び特別会計並びに平成23年度4月、5月、6月末現在病院事業会計例月出納検査結果の報告がありました。 つきましては、お手元に配付いたしました書類をもって報告にかえさせていただきます。 次に、議員の派遣について報告をいたします。平成23年8月11日に、平成23年度前期山梨県市議会議長会議員合同研修会アピオ甲府において開かれました。11名の議員が出席しましたので、報告いたします。
    △議案第40号から議案第48号まで上程、説明 ○議長(古見金弥君) 日程第4、議案第40号「大月市印鑑条例中改正の件」から日程第12、議案第48号「訴えの提起の件」まで、一括議題といたします。 石井市長から提案理由の説明を求めます。          (市長 石井由己雄君登壇) ◎市長(石井由己雄君) 平成23年第4回大月市議会定例会の開催に当たり、本日提出いたしました案件につきまして、その概要をご説明申し上げますとともに、私の所信の一端を申し上げ、議員各位並びに市民の皆様のご理解とご協力をお願い申し上げる次第であります。 8月6日に第16代大月市長として、私の2期目の任期がスタートいたしました。民間企業の経営者として培ったノウハウを生かし、1期目は公平、公正、奉仕の精神に徹し、「信頼の市政」の構築を念頭に、財政の健全化、中央病院の経営改善、小中学校の耐震化、大月駅周辺整備、観光、農業振興による地域の活性化などに取り組んでまいりました。 特に、大月のすばらしさを市民の皆様と再認識し、恵まれた立地条件や自然資源を活用した施策の展開や、市内各地区において「市民との対話」を重ね、市政情報なども積極的に開示して、市民と行政が力を合わせた「協働のまちづくり」による「住んでみたいまち」の実現を目指してきたところであります。 最近では、「市長への手紙」や「メール」にも建設的な意見や提案が届けられるようになり、自分たちにできることは積極的に工夫をして実行したり、新しい事業にチャレンジしたりと、行政に頼らずに行動する市民団体も出てきております。 今後の4年間は、これら1期目で実施してきた施策をさらに進化させるため、スピード感を持って市政運営に取り組んでまいりたいと考えております。 このような中、「第28回かがり火市民祭り」につきましては、3月に発生した東日本大震災の影響により、開催を懸念する声も聞かれましたが、実行委員会の英断によりまして、被災地の一日も早い復興に活力とエールを送ろうと、エコや節電を意識した祭りに内容を変更し、去る8月6日に2万5,000人の来場者を迎えて盛大にとり行われました。 本年は、警察署の指導のもと、露天商に出店の自粛を要請する異例の開催となりましたが、地元の方々の出店や近隣市町村の商工会の協力を初め、キッチンカーによる全国各地からのB級グルメの出店など、大変好評をいただき、例年に比べても遜色のないにぎわいのある祭りとなりました。祭りの成功には、280名に及ぶボランティアスタッフの活躍も大きな原動力となっておりました。今後も、これら市民の活力が弾みとなりまして、大月市の活性化につながっていくことを期待するものであります。 また、東日本大震災後に発生した福島第一原子力発電所の事故により、目に見えない放射能に対する健康への不安が、乳幼児や小学校低学年の児童を持つ家庭を中心に市民の間で広がり、本市におきましても、「市長への手紙」を初め、数多くの問い合わせが寄せられました。 山梨県及び周辺都県で発表された数値は、1時間当たり0.042から0.069マイクロシーベルトであり、山梨県においては、震災前の通常値の範囲内で推移しておりましたが、市民の不安の解消と、山梨県の測定数値との比較を行うため、市内の空間放射線量率水道水放射性物質の測定を実施したところであります。 空間放射線量率の測定につきましては、公民館単位の市内10地区において、7月26日に同一地点の地上5センチメートルと地上1メートルで測定を行いました。その結果、地上5センチメートルの数値は1時間当たり0.042から0.082マイクロシーベルト、1メートルの数値は0.040から0.073マイクロシーベルトでありました。 また、水道水放射性物質測定につきましては、山梨県が行う県内100カ所の調査に合わせて、8月3日から8日にかけて空間放射線量率と同様に10地区で行ったところ、放射性ヨウ素放射性セシウムとも不検出でありました。 空間放射性量率、水道水、放射性物質とも、健康に影響の出るレベルの数値でないことが判明し、予想はしていたものの、安堵したところであります。測定結果につきましては、既に大月市ホームページ上で公表しておりますが、「広報おおつき」9月号にも掲載をいたしております。 次に、市民の皆様にご協力をいただいてまいりました東日本大震災に係る義援金につきましては、8月31日現在1,508万981円となっております。このうち、岩手県、宮城県、福島県にはそれぞれ410万円を、茨城県には160万円、茨城県高萩市には50万円、合わせまして1,440万円を贈呈したところであります。この場をおかりいたしまして、改めて市民の皆様に御礼と感謝を申し上げます。 義援金の受け付けにつきましては、当初9月30日までとしておりましたが、当面、期間を延長して行うことといたしましたので、今後も引き続きご支援、ご協力をお願い申し上げる次第であります。 今回の東日本大震災により、ふだんからの備えを万全にし、いざというときに適切な行動がとれるよう、改めて防災対策の重要性を認識させられたところであります。 このため、8月30日からの防災週間に合わせて、市役所におきましては、8月30日に本庁舎と花咲庁舎において職員避難訓練を、また9月2日には管理職員を中心とした災害対策本部設置・運営訓練を実施したところであります。 9月4日には、市内一斉に総合防災訓練を予定しておりましたが、台風12号の影響により、9月2日午後3時20分に大雨洪水警報、午後7時15分に土砂災害警戒情報が発表され、これらは4日まで継続される予報でありましたので、総合防災訓練につきましては3日に中止を決定し、防災無線放送で周知するとともに、市政協力委員長全員に電話連絡したところであります。 台風12号の対策につきましては、9月2日午後4時30分に災害予防本部を設置し、以来、9月4日まで災害情報の収集と現場対応を実施いたしました。今回の台風は非常に速度が遅く、断続的な大雨が続いたことから、市内各地で大小の土砂災害の発生がありましたが、人命の安全を第一とし、県などと連携をとりながら鋭意対応してまいりました。 そのような中、七保町上和田地内においては、土砂崩落の危険性があることから、自主的に避難したいとの要請が住民からありましたので、旧上和田小学校に毛布、水、アルファ米、乾パンなどを配備し、避難場所として設定いたしましたところ、3日の夕方に3世帯8名の方々が自主避難をいたしたところであります。 このほか、土砂崩落、河川のはんらん等に備え、5地区においても区長及び市政協力委員長と協議する中、有事に備え、それぞれ避難場所を開設し、毛布や水、食料などを用意したところ、坂瀬地区の方1名が大月公民館大月分館に、3日夜避難をいたしました。 台風12号により、市内一斉総合防災訓練は中止といたしましたが、地震や台風で被害が発生した場合などは、「自分たちのまちは自分たちで守る」という地域での助け合い活動も大切になります。そのため、自主防災組織の活性化とリーダー養成には、引き続き取り組んでまいりますので、市民の皆様のご理解とご協力をお願いをいたします。 今回の東日本大震災では、想定を超える規模の災害が発生したことから、自治体の被災による行政機能の麻痺、ライフラインやインフラの途絶、安否情報や避難状況の確認困難、孤立集落や壊滅的な集落の発生、食料や燃料の供給不足やおくれなど、さまざまな課題や問題点が挙げられております。 それらを受けて、国では「防災基本計画」、山梨県では「山梨県地域防災計画」の見直しがそれぞれ進められております。本市においても、これら国、県の動向を注視し、本市の実情に即した安心、安全が確保できるものとなるよう「大月市地域防災計画」の見直しに当たりたいと考えおります。 次に、当面する諸課題を踏まえ、特に意を注いでいる主要事業等につきましてご説明申し上げます。 まず、「財政の健全化」につきましては、就任当初から力を傾注してきたところであり、特に当初予算編成につきましては、基本的な方針として、「歳入に見合った歳出」を継続する中で、第1回目の取りまとめを早期に行い、内容精査の期間を長く設けて、事務事業の見直しを行ってまいりました。 また、中期的な財政需要を把握し、明確な目標設定を図れるよう、昨年度から5カ年間を目途にした実施計画を策定し、中期的な観点に立った財政健全化への対応を図っているところであります。 今後とも、実施計画との整合を図りつつ、事務事業の内容精査を行い、「歳入に見合った歳出予算」の編成を目指す中で、財政の健全化に取り組んでまいります。 財政の健全化を数値であらわす「健全化判断比率」につきましては、平成22年度決算による数値が確定いたしましたので、監査委員の審査意見書を付して今議会に報告をいたしました。 4つの指標のうち、実質赤字比率連結実質赤字比率につきましては、一般会計及び各特別会計の歳入から歳出を差し引いた数値は黒字であり、病院事業会計貸借対照表における流動資産が流動負債を超えておりますので、それぞれ赤字比率はない状況となっております。 実質公債費比率は、公債費による財政負担の度合いを示す指標であり、数値が小さいほど良好となりますが、今年度は14.7%と、昨年度と比較して0.1ポイント改善いたしました。 将来負担比率は、全会計及び広域事務組合水道企業団等の関係団体を含めた中で、借入金の返済など将来支払うべきすべての負担額がどの程度かを示す指標であり、数値が小さいほど良好な指標となります。この指標は、就任以来、全国的にも高い水準でありましたので、特に改善に向けて努力してきたところであります。平成20年度決算では230.6%でありましたが、21年度は222%と減少し、22年度は202%と、さらに20ポイント改善いたしました。 将来負担比率の改善には、借入金残高の削減や各企業会計の経営改善、基金残高の増加を図る必要がありますので、全庁的な取り組みを行う中で、さらなる財政の健全化に努めてまいる所存であります。 次に、最優先課題として取り組んでおります「市立中央病院経営健全化」についてであります。 入院収益の増収を図るためには、看護師の確保も喫緊の課題であることから、意欲を持って継続的に働くことができるよう、昨年度は採用時の処遇の改善及び院内保育所を整備いたしました。本年度は、近隣病院の状況を調査し、夜間看護手当の見直し、修学資金貸付額の増額及び医療の高度化に伴う「認定看護師」、「専門看護師」の資格取得の支援を検討しております。 常勤医につきましては、4月1日に、外科医長として着任しました医師が、着任前に提出した論文が学会で評価され、急遽、米国ニューヨーク州への留学が決定し、7月31日をもって退職いたしました。また、東京女子医大から、卒後4年目の内科医1名の派遣を受けておりましたが、医局人事により、7月31日に退職したため、8月から2名の常勤医が減員となったところであります。 このうち外科医長につきましては、後任者が10月1日に赴任する予定となっており、内科常勤医の確保と増員につきましても、東京女子医大統括病院長等に派遣を要請するとともに、理事長には新田院長とともに直接お会いし、派遣を強く要請してまいりました。常勤医の減員により、市民の皆様にはご迷惑をおかけしておりますが、今しばらくお時間をいただきたく、ご理解をお願いするものであります。 次に、「市立中央病院の施設設備の充実」についてであります。 まず、全額が地域医療再生計画による交付金事業の進捗状況でありますが、MRI整備に先立つ外科・整形外科の外来診療室の改修工事が完了し、保健所の施設使用の許可を受け、近日中に診察室が移転となる見込みであります。新しい診察室には、内科診察室と同様、モニター表示で受診者を誘導するとともに、4つの診察室と3つの処置室で外科・整形外科外来診療を行うこととしております。 また、昨年から1年間をかけて、院内の医療機器等選定委員会がMRIの検討を進めてきましたが、操作性にすぐれた最新鋭の機器を選定し、設置場所である旧外科・整形外科診察室の整備に着手するところであります。 次に、対象事業費の2分の1が交付金として補助される追加の地域医療再生計画につきましては、東日本大震災などの影響から交付内示がおくれておりますが、9月には県への内示が予定されておりますので、早期に基本計画策定に着手し、以後の新病棟建設工期を確保するため、今定例会に関係する予算を追加計上いたしました。 また、基本計画の策定に当たっては、公募型プロポーザル方式を採用することとし、事前準備を進めているところであります。 医療を取り巻く環境は、依然として厳しい状況にあり、8月以降の病院運営は一時的には厳しい状況も見込まれますが、早期に医師を確保するとともに、地域医療再生計画臨時交付金を活用した新病棟等の建設が、地域の中核病院としての再生につながるよう渾身の努力を傾注してまいりますので、ご理解とご協力をお願いするものであります。 次に、重点課題として取り組んでおります「教育環境の整備」についてであります。 まず、小中学校の適正配置の推進でありますが、これまで8校の適正配置を行い、来年4月には、下和田小学校猿橋小学校の適正配置を予定し、現在、保護者並びに地域の皆様を中心に諸準備を進めているところであります。子供たちが、さらに充実した教育環境で学んでいくことができるよう、精いっぱい努力してまいりますので、関係する皆様方のより一層のご理解をお願い申し上げます。 また、これまで小中学校の適正配置とあわせ、児童生徒が安全で安心して学校生活を送れるよう、施設の耐震化に取り組んでまいりました。現在、実施設計を進めております大月東中学校校舎の新増改築につきましては、平成24年度に工事着手する予定であります。 さらに、大月東小学校校舎及び体育館の新増改築につきましても、学校適正配置計画の最終年度となる平成27年度の完成を目指し、整備を進めていく計画となっております。これらが完成しますと、市内の小中学校校舎及び体育館の耐震化率は100%となり、安全で安心した教育環境が整備されることとなります。 次に、我が国最大の文化の祭典である「国民文化祭」についてであります。 平成25年に「文化の風とあそぶ~みつめる・こえる・つなげる」をテーマに、第28回国民文化祭が山梨県で開催されることとなっております。国民文化祭は、毎年、各県持ち回りで、文化活動を全国規模で発表する機会を提供するとともに、国民の文化活動への参加意欲を喚起し、各地の文化の発信を行う国内最大規模の文化の祭典であります。 昨年、岡山県で行われた「第25回国民文化祭」は、68の事業が展開され、約187万人の観客が訪れております。国民文化祭における「文化」の範囲は幅広く、音楽、演劇、美術、舞踊、伝統文化、生活文化など、さまざまな分野を対象としております。 山梨県では、「山梨らしさ」の魅力を多くの方々に満喫していただくため、国民文化祭史上初めての試みとなる一年を通した開催として、平成25年1月12日から11月10日まで、さまざまなイベントが県内各市町村で開催される予定で準備が進められております。 本市では、大月市ならではの地域性や郷土文化を紹介しようと、「人形芝居フェスティバル」や「秀麗富嶽十二景写真の祭典」、「阿波踊りフェスティバル」を予定しております。全国から多くの方々にご参加いただき、再び観光でお越しいただけるよう、本市の魅力を満載した催しとなるよう企画検討しているところであります。 次に、「大月駅周辺整備」についてであります。 平成19年度から5カ年計画で進めてきました大月駅前の基盤整備事業もいよいよ最終年度を迎え、新しい駅前の姿があらわれつつあります。 工事は、駅や周辺施設の利用者にできるだけ支障がないよう配慮し、分割して施行しているところでありますが、近年、各地で多発している集中豪雨を経験するに当たり、下流の一部におきまして、河川断面が不足することを確認いたしましたので、JRからの用地協力を受ける中で改修することといたしました。延長約25メートルにわたって川の断面を拡大し、護岸を設置し、駅前広場周辺に発生する多量の雨水を効果的に処理する計画であります。 しかしながら、この場所は補償対象となっておりますJR車庫の移転先であることから、車庫の移転前に河川整備を実施する必要が出てまいりました。このため、車庫の完成時期にも影響を及ぼすことから、全体事業の完成予定を約4カ月間延伸し、さらに充実した整備を進めることといたしましたので、引き続き市民の皆様のご協力をお願いするものであります。 一方、駅前整備とともに力を注いでおります「商店街の活性化」につきましては、にぎわいのあるまちづくり実現のため、5つの社会実験を実施することで、これまで関係する多くの皆様の熱意と努力が注がれてまいりました。 商店街の皆様が率先してまちの「ご案内」や「おもてなし」をする事業は8月からスタートしており、去る8月20日には約1,200人の来場者を迎えて第1回の駅前ゆう市も開催されました。当日、会場におきまして、実行委員会の皆様にお話を伺いましたところ、次回は2,000人の来場者に、また最終の軽トラ市では1万人の来場者に備えて準備をするとの意気込みでありました。 このような取り組みの中で、三遊亭小遊三師匠にあやかり、本市のアピールキャラクターとして師匠のサイン入りで製作しました「大月市アピールポロシャツ」は、7月15日より販売を開始し、1カ月で約700枚を売り上げたところであります。かがり火市民祭りや駅前ゆう市などのイベント、また市職員のクールビズ利用など、多くの皆様の目に触れる機会を経て、本市のアピールに効果を発揮しております。 次に、「緑の分権改革調査事業」についてであります。 総務省におきましては、豊富な自然環境や再生可能エネルギーなどの地域資源を最大限に活用し、地域の活性化に資する取り組みとして「緑の分権改革」を推進しており、今年度は5月11日から約1カ月にわたって提案募集が行われました。 本市におきましては、平成21年度にも国土交通省の募集事業により、代表的な地域資源であります森林活用を推進する事業への取り組みを行いました。この事業により整備した笹子町白野地区の「癒しの森」をさらに活用した事業計画を策定して応募しましたところ、山梨県では唯一の採択を受けることとなりました。森林再生の新たな道を探る実地調査事業に、地域の方々との協働により取り組んでまいりますので、引き続き市民の皆様のご協力をお願いするものであります。 以上、諸課題を踏まえ、主要事業などについて申し上げましたが、議員各位を初め、市民の皆様の絶大なるご理解とご協力を重ねてお願い申し上げる次第であります。 続きまして、本日提出いたしました案件についてご説明申し上げます。 今議会に提出いたします案件は、条例案件が4件、予算案件が4件、その他の案件が1件の計9件であります。 初めに、「条例案件について」であります。 まず、議案第40号「大月市印鑑条例中改正の件」であります。これは、印鑑登録の際の本人確認の要件や、代理人及び保証人の取り扱い等に変更の必要が生じたことから、所要の改正を行うものであります。 次に、議案第41号「大月市税条例中改正の件」であります。これは、現下の厳しい経済状況及び雇用情勢に対応して、税制の整備を図る観点から、地方税法等の一部を改正する法律が施行されたことに伴い、所要の改正を行うものであります。 次に、議案第42号「大月市ホームヘルパー派遣及び訪問入浴サービス手数料条例廃止の件」であります。これは、高齢者並びに心身障害児・者の家庭へのホームヘルパーの派遣及び心身障害児・者に対する訪問入浴サービスに係る手数料等について定めている条例を、当該事業が介護保険法の地域支援事業並びに障害者自立支援法の介護給付事業及び地域生活支援事業へ移行したことに伴い、廃止をするものであります。 次に、議案第43号「大月市立中央病院看護学生等に対する修学資金貸与条例中改正の件」であります。これは、全国的な課題である看護師の確保について、さまざまな対策を講じておりますが、より多くの看護師を確保するため、所要の改正を行うものであります。 次に、「予算案件について」ご説明申し上げます。今回の補正予算は、国・県補助事業の追加、制度改正、緊急性などに重点を置き編成をいたしました。 まず、議案第44号「大月市一般会計補正予算(第2号)」についてであります。主な歳出の補正内容といたしましては、総務費において土地開発公社補助事業1億3,900万円余り、民生費において障害者自立支援医療扶助費700万円余り、衛生費の予防接種費880万円余り、農林水産業費において緑の分権改革調査事業として森林再生の新たな道を探る実地調査事業860万円余り、消防団員損害補償事業2,050万円余り、高校・短大体育館耐震化事業840万円余りを追加いたしました。歳出補正総額は2億2,710万円となっております。 これを賄う歳入につきましては、市債、国・県支出金、繰入金等を計上しております。 次に、議案第45号「大月市下水道特別会計補正予算(第1号)」についてであります。歳出におきまして、公共下水道建設費200万円を追加計上し、これを賄う歳入におきまして、一般会計繰入金を計上しております。 次に、議案第46号「大月市介護保険特別会計補正予算(第1号)」についてであります。歳出におきまして、国庫支出金等の返還金1,200万円余りを追加計上し、これを賄う歳入におきまして、前年度繰越金を計上しております。 次に、議案第47号「大月市病院事業会計補正予算(第1号)」についてであります。資本的支出におきまして、地域医療再生計画にて事業提案しております救急医療の整備・拡充のための施設整備に係る委託費9,950万円余り、駐車場用地購入費2,360万円余り、看護師修学資金貸付金60万円を追加し、支出補正総額は1億2,380万円余りとなっております。 資本的収入におきましては、企業債5,100万円、県補助金4,110万円余り、一般会計繰入金360万円余り、補正歳入総額9,580万円余りを計上しております。 次に、「その他の案件について」ご説明申し上げます。 議案第48号「訴えの提起の件」につきましては、市営住宅の家賃を長期にわたって滞納し、再三の催告にも応じなかった滞納者に対して、市営住宅の明け渡し及び滞納家賃の支払いを求める訴訟を提起しようとするものであります。地方自治法第96条第1項第12号の規定により、議会の議決を求めるものであります。 以上が、本日提出いたしました案件でありますが、何とぞよろしくご審議の上、ご議決くださいますようお願いを申し上げます。 ○議長(古見金弥君) 本案に対する質疑は、一般質問終了後を予定しておりますので、ご了承ください。 △認定第1号から認定第10号まで上程、説明 ○議長(古見金弥君) 日程第13、認定第1号「平成22年度大月市一般会計歳入歳出決算認定の件」から日程第22、認定第10号「平成22年度大月市病院事業会計決算認定の件」までを一括議題といたします。 石井市長からの提案理由の説明を求めます。          (市長 石井由己雄君登壇) ◎市長(石井由己雄君) 本日提案いたしました平成22年度の一般会計、特別会計並びに事業会計の各決算についてご説明申し上げます。 まず、認定第1号「一般会計の決算」についてであります。歳入総額の125億3,990万円余りに対し、歳出総額は121億円余りで、歳入歳出差引額は4億3,990万円余りであります。このうち繰越明許費で翌年度へ繰り越すべき財源である8,570万円余りを差し引きますと、実質収支額は3億5,410万円余りとなっております。 歳入の主なものといたしましては、収税収入が50億3,080万円余り、地方交付税が26億3,570万円余り、国庫支出金が11億6,110万円余り、県支出金が6億6,930万円余り、市債が14億3,490万円であります。 歳出の主な費目別の内訳では、総務費が19億9,910万円余り、民生費が30億2,790万円余り、衛生費が17億6,550万円余り、土木費が7億8,050万円余り、教育費が17億4,000万円余り、公債費が17億3,020万円余りとなっております。平成22年度の歳出決算総額は、前年度に比べ4億3,870万円余り減少いたしました。 この主な要因は、子ども手当の支給開始、社会保障費の増加及び繰上償還の実施により、民生費、公債費は増加しましたが、経済危機対策交付金事業や大月駅周辺整備事業における用地取得など投資的経費の減少、また職員数の削減に伴う人件費の減少等により、歳出総額は減少いたしました。また、病院事業会計を初め、下水道特別会計、東部地域広域水道企業団など、一般会計からの経営の補てん的な繰出金や補助金等は、依然高い水準を継続しております。さらに、小中学校施設を初めとする公共施設の改築や耐震補強、橋梁の長寿命化対策は、今後も多額の財源を必要としております。 今後も引き続き、行財政改革を推進し、健全で安定した財政運営の実現を目指してまいりますので、議員各位並びに市民の皆様のご理解とご協力をお願いいたします。 次に、認定第2号「大月短期大学特別会計の決算」についてであります。歳入総額の3億7,560万円余りに対し、歳出総額は3億6,630万円余りで、歳入歳出差引額、実質収支額ともに920万円余りとなっております。 次に、認定第3号「国民健康保険特別会計の決算」についてであります。歳入総額の31億3,840万円余りに対し、歳出総額は31億3,610万円余りで、歳入歳出差引額、実質収支額ともに220万円余りであります。 次に、認定第4号「簡易水道特別会計の決算」についてであります。歳入総額の1億5,500万円余りに対し、歳出総額は1億4,510万円余りで、歳入歳出差引額、実質収支ともに990万円余りであります。 次に、認定第5号「老人保健特別会計の決算」についてであります。歳入総額の73万円余りに対し、歳出総額は同額の73万円余りで、歳入歳出差引額、実質収支額ともにゼロとなっております。老人保健制度は、後期高齢者医療制度へ平成20年度から移行しているため、22年度をもってこの会計は廃止となります。 次に、認定第6号「下水道特別会計の決算」についてであります。歳入総額の5億1,490万円余りに対し、歳出総額は5億1,400万円余りで、歳入歳出差引額、実質収支額ともに86万円余りとなっております。 次に、認定第7号「介護保険特別会計の決算」についてであります。歳入総額の19億320万円余りに対し、歳出総額は18億8,410万円余りで、歳入歳出差引額、実質収支額ともに1,900万円余りとなっております。 次に、認定第8号「介護サービス特別会計の決算」についてであります。歳入総額の1,320万円余りに対し、歳出総額は1,290万円余りで、歳入歳出差引額、実質収支額ともに27万円余りとなっております。 次に、認定第9号「後期高齢者医療特別会計の決算」についてであります。歳入総額の5億5,650万円余りに対し、歳出総額は5億5,460万円余りで、歳入歳出差引額、実質収支額ともに180万円余りとなっております。 以上、平成22年度の特別会計の決算について申し上げましたが、いずれの特別会計もそれぞれの設置目的の達成と財政健全化のため、鋭意努力をしております。 次に、認定第10号「病院事業会計の決算」についてであります。まず、収益的収支につきましては、総収益24億8,560万円余りに対し、総費用は25億1,310万円余りとなり、純損失が2,740万円余りとなりました。 一方、資本的収支につきましては、収入総額2億1,020万円余りに対し、総支出額は2億7,800万円余りとなり、不足する6,770万円余りについては、過年度分損益勘定内部留保資金で補てんしたところであります。この結果、翌年度への繰越欠損金は12億4,550万円余りとなりました。22年度と比較し収益的収支は、支出も増加しておりますが、収入が大幅に増加し、純欠損は前年度と比べ1億円以上改善をしております。資本的収支は、地域医療再生計画交付金事業を取り入れ、積極的に医療機器整備を推進しております。 さらに、より安全で快適な医療環境の確保のため、建物の耐震化等施設整備の推進、医療機器の整備、病院規模の適正化等に取り組み、病院経営の健全化に努めてまいる所存であります。 以上、平成22年度の各会計の決算についてご説明申し上げましたが、何とぞよろしくご審査の上、ご認定くださいますようお願いを申し上げます。 ○議長(古見金弥君) ここで、志村淳代表監査委員から意見を求めます。          (監査委員 志村 淳君登壇) ◎監査委員(志村淳君) 監査委員の志村でございます。ただいま石井市長より平成22年度の各会計決算について説明されましたが、私より決算審査の状況等についてご報告申し上げます。 地方自治法及び地方公営企業法の規定により、監査委員の審査に付された平成22年度の一般会計及び特別会計歳入歳出決算、また病院事業会計決算並びに基金の運用状況について審査するため、一般会計及び特別会計並びに基金運用分については、去る8月10日から同月31日まで、事業会計分については6月1日から同月30日まで、それぞれ関係職員から説明を聴取して審査を行いました。 その結果、一般会計及び特別会計の決算にかかわる書類は、地方自治法等関係法令に準拠して作成されており、各計数に誤りは認められず、かつ帳簿書類も的確に処理され、正確であり、基金の運用につきましても適正なものと認められました。また、事業会計の決算にかかわる書類につきましても、地方公営企業法等に準拠して作成されており、事業の経営成績及び財政状況を正確かつ的確に表示しているものと認められました。 これらの決算の詳細につきましては、お手元の各決算審査意見書及び審査資料に記述いたしましたので、何とぞご高覧の上、よろしくご審議くださいますようお願いを申し上げ、報告とさせていただきます。 ○議長(古見金弥君) これより質疑に入るのでありますが、ただいまのところ通告はありません。 質疑はありませんか。          (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(古見金弥君) 質疑なしと認めます。 これをもって質疑を終結いたします。 △平成22年度決算審査特別委員会の設置について ○議長(古見金弥君) お諮りいたします。ただいま議題となっております案件につきましては、14人の委員をもって構成する平成22年度決算審査特別委員会を設置し、これに付託して審査することといたしたいと思います。これにご異議ございませんか。          (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(古見金弥君) ご異議なしと認めます。 よって、本件につきましては14人の委員をもって構成する平成22年度決算審査特別委員会を設置し、これに付託して審査することに決しました。 △決算審査特別委員会委員の選任 ○議長(古見金弥君) ただいま設置されました平成22年度決算審査特別委員会の委員につきましては、委員会条例第8条第1項の規定により、お手元に配付いたしました名簿のとおり14人の諸君を指名し、選任いたします。 △請願第3号から請願第6号まで上程、付託 ○議長(古見金弥君) 日程第23、請願第3号「浜岡原子力発電所は廃炉にすることの意見書を求める請願」から日程第26、請願第6号「30人以下学級実現、義務教育費国庫負担制度拡充を図るための請願」までを一括議題といたします。 ただいま議題となっております請願第3号から請願第6号につきましては、お手元に配付してあります請願文書表のとおり、請願第3号は総務産業常任委員会に、請願第4号から第6号までは社会文教常任委員会にそれぞれ付託いたします。 △散会15時28分 ○議長(古見金弥君) 以上をもって、本日の日程は全部終了しました。 本日はこれにて散会をいたします。 〇本日の会議に付した事件1 会議録署名議員の指名1 会期の決定1 諸般の報告1 議案第40号から議案第48号まで1 認定第1号から認定第10号まで1 平成22年度決算審査特別委員会の設置1 請願第3号から請願第6号まで...